CADデータを利用してシーケンス・制御回路図の更新を徹底する



シーケンスは、電気設備の変更ごとに更新を行う必要があります。
このページでは、電気設備の改造・更新に伴うシーケンス図の変更があった場合、問題を起こさないための提案を行っています。

シーケンス図で描くリレー盤を見ると、リレーなどの電気機器が網目のように配線で接続されています。
電気設備の変更があると、このリレー回路の変更が必要になります。
シーケンス図の変更・差替えなどの維持管理をきちんと行っていないと、トラブル発生の要因になります。


このサイトでは、シーケンスを取り扱う関係会社から、制御回路図などの資料を探すことが簡単にできます。



シーケンス図の更新が行われなかった場合に起きる問題とは

電気設備は新設されてから頻繁に改造・更新が行われます。
しかし、シーケンス図の更新がなされない状態で、別の工事を行うと問題が起こります。

1つ目の問題は、リレー取替を行うべきときに、接点の接続先が現状と異なっている状態に陥ります。
例えば、リレーの接点がポンプAに行くはずのものが、ポンプBに接続されている、といったことです。

次に結線が図面と異なる場合の問題が発生します。
例えば、取替えようとするリレーの接点は図面では3点のはずが、実際の配線では5点ということがあります。

シーケンス図が現状と一致しない理由とは

電気設備の改造や更新工事が頻繁に行われると、忙しさから変更した図面の差し替えを忘れ、図面の管理ができない状態になります。

また、シーケンス回路の変更があったとき、忙しいなどの理由で変更があったページの図面だけを修正して、完了するケースがあります。
これは、そのページを参照している図面までチェックしなかったため、結果的に図面は管理されない状態になってしまいます。

以上のようなことが長期間経過すると、ちょっとした違いが積み重なり、現状と合わない図面が保存されることになります。


引き続き、シーケンス回路図に関しCADを利用することで、図面の更新ミスなどの問題を解決する方法について説明しましょう。

CADを利用しシーケンス図の更新を徹底した管理下に置く

シーケンス図の不備による問題はどのように解決するべきか

電磁リレーの組合せで構成されるシーケンス回路は、リレーが1個でも動作不良を起こすと、シーケンス全体が進まなくなります。
その結果、シーケンス回路によって動作が制御されているエレベータは動作不良を起こしてしまう、という問題を含んでいます。

例えば、古くなったリレーを交換しようとしたとき、同じ型式のリレーが製造中止となっているため、ほぼ同仕様のリレーと交換したとします。
もし取り換えたリレーの接点個数が1個でも足りないときは、モーターが1台動作できないシーケンス不良が起こります。

こうした問題は、シーケンス図面と機器仕様を確認することで、リレー個数を増やすなどで足りない接点を補えます。
その後、配線変更と図面を差し替えれば、安定した設備の維持が可能です。

リレーを変更したとき起こる問題はどうすれば良いのか

リレーには個々に違った名前が付けられます。
その接点の名称はリレーの番号に関連した名称となっています。
しかし、接点の名称は別ページに記載されていることもあるので注意が必要です。

シーケンス図の一貫性を保つには、図面の管理が重要です。
改造に関わった制御回路図の変更と、そのページに関連したページの制御回路図の修正も行い、最新版のシーケンス図を保管する必要があります。

管理しやすいいシーケンス図にするには

シーケンス図をCADで作成すれば、シーケンス図の変更経歴に沿った図面が表示できます。
変更内容を電磁接触器Aの取替というようなトピックごとに分類すれば、検索と一覧表示など、自由な編集が可能になります。

このように工夫することで、図面の変更忘れなどがなくなります。
また、CADを使った電気設備専用の設計支援ソフトを使用すれば、シーケンス図作成と併せて合理的な図面作成もできます。

まとめ/電気設備の要であるシーケンス図を守るために

CADを使用し維持管理を徹底しよう

シーケンス図は、スムーズに電気設備を駆動するためには欠かせません。

誤動作が起きる原因は施工上のミス以外に、現場と図面間の喰い違いがあげられます。

そのためCADを利用し、まめな維持管理を行いましょう。



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