2級 学科試験 過去問と出題傾向/施工管理法2/管工事施工管理

施工管理法 2 過去問/2級 管工事施工管理 学科試験

[工事施工 No.34~No.42] その1

機器の据付け

2管工事 学科  H29-35  H28-34  H25-34  H24-34  H22-34
冷凍機の据付け
・冷凍機の凝縮器のチューブ引出し用に、有効な空間を確保しておく
・冷凍機の据付けにあっては、凝縮器のチューブ引出し用に、有効な空間を確保する
・冷凍機の保守点検用に、周囲に 1 m 以上のスペースを確保しておく

2管工事 学科  R01後-34-4 H30後34-3 H29-34 H27-34 H25-34 H23-34 H22-34
冷却塔の据付け
・冷却塔は、補給水口の高さが高置タンクの低水位から 3m以上となる所に据え付ける
・屋上に設置する時は、補給水口が高置タンクから必要な水頭圧を確保できる高さに設置する
・屋上に設置する場合、煙突頂部から離れた位置とし煙突からの煙を避ける

2管工事 学科  R02-34-1 R02-34-2 R01前-35 H30前-35 H28-35 H27-35 H26-35 H26-34 H25-35 H24-35 H23-35 H22-35
タンクの据付け
・飲料用受水タンクは、高さ60cmの梁形コンクリート基礎上に据え付けておく
・貯湯タンクの断熱被覆外面から壁面の距離は、保守点検スペース確保に、60cmとする
・飲料用給水タンクを設置する時、タンク底部は、設置床から 60cm以上離しておく
・飲料用給水タンクを設置する時、タンク上部は、天井から 100cm 以上離しておく
・飲料用受水タンクの上部の場所には空調用配管や排水管等を設けない
・架台高さが2 m を超える高置タンクの昇降タラップに、転落防止防護柵を設ける

2管工事 学科  R02-34-4  R01後-35-2 R01前-34-2 H30後-34-2 H30後-35-1 H30前-35-3 H30前-34-2 H29-34 H28-35 H28-34 H26-35 H25-34 H24-34 H23-35 H22-35
空気調和機の据付け
・防音壁は、パッケージ形空気調和機の屋外機の騒音対策として設置する
・パッケージ形空気調和機は、水平に設置し基礎上には防振ゴムパッドを敷く
・パッケージ形の屋外機の場合、周囲に空間を設け空気がショートサーキットするのを防ぐ
・パッケージ形を室内の床上に設置する場合、前面に1m 程度の保守スペースを設ける
・ユニット形空気調和機は、排水管に空調機用トラップを設けて高さは150mm程度とする
・床置形パッケージ形空気調和機の、基礎の高さは150 mmとする
・ファンコイルユニットを天井内に設置する時は、1/100以上の下り勾配がとれる高さとする
・壁掛け形ルームエアコンの取付けは、内装材や下地材に応じて適切な補強をする

2管工事 学科  R02-34-3 R01後-34-1 R01前-35 R01前-34-3 H30後-35-2 H30前-35-2 H30前-34-1 H29-35 H28-35 H28-34 H27-35 H26-35 H25-35 H25-34 H24-35 H23-35 H22-34
ポンプの据付け
・ポンプは、軸心の狂いのないことを確認して据付ける
・ポンプの据付けでは、外周の段違いや面間の誤差がないようにする
・揚水ポンプが受水タンクより低い位置の場合は、ポンプに向かって上り勾こう配で接続する
・遠心ポンプの据付けでは、吸水面がポンプより低い場合上り勾配となるようにする
・地上設置のポンプの吸込み管は、ポンプに向けて1/50~1/100の上り勾配とする
・冷温水ポンプのコンクリート基礎は、基礎表面の排水溝に排水目皿を設置し間接排水する
・揚水ポンプの吐出側には、防振継手、逆止め弁、弁仕切弁を順番に取り付ける
・排水用水中ポンプを設置する場合、ポンプの位置は吸い込みピットの壁から20cm以上離す
・汚物排水槽に設ける排水用水中ポンプの設置場所は、排水流入口から離れた位置とする
・汚物排水槽に設ける排水用水中モーターポンプは、点検用マンホールの真下に設ける

2管工事 学科  R01後-35 R01前-34-1 H30後-34-4 H30前34-3 H29-34 H27-34 H26-34  H22-35
ボイラー・冷温水機の据付け
・吸収冷温水機は、据付け後に工場出荷時の気密が保持されているか確認する
・大型ボイラーの基礎は、鉄筋コンクリートスラブ基礎にする
・小型温水ボイラーを室内に設置する時、側面から壁面までの距離は 450 mm 以上とする
・直だきの吸収冷温水機は、機器と基礎の間に防振ゴム等の振動絶縁材を設けて据え付ける
・直焚き式の吸収冷温水機は、振動の振幅が少ないため、防振基礎に据え付けなくてよい

2管工事 学科  R01後-35-4 R01後-34-2 R01前-34-4 H30後-34-1 H30前34-4 H29-35 H29-34 H28-34 H27-34 H26-34 H23-34 H22-34
送風機の据付け
・呼び番号3、4の天井吊り送風機は、かご型架台上に据え付ける
・呼び番号3、4の天井吊り送風機は、アンカーボルトを用いて上部スラブに固定する
・送風機のVベルトの張りは、電動機のスライドベース上で調整する
・送風機は、製造時に心出し調整されているが、据付け後も再心出しを行う
・送風機のコンクリート基礎の幅は、送風機架台より100~200mm程度大きいものとする
・送風機は、水平であることを水準器で検査し、基礎と共通架台の間をライナーで調整する
・送風機やポンプに防振材は、機器の固有振動数、回転数、荷重等を考慮して取り付ける
・コンクリート基礎をあと施工する場合は、ダボ鉄筋等を用いて床スラブと一体化する

2管工事 学科  R01後-34-3  H27-35  H26-35  H24-35
衛生器具の据付け
・軽量鉄骨ボード壁設置の際は、アングル加工材を付けバックハンガーを所定位置に固定する
・壁掛け小便器を軽量鉄骨ボード壁に設置の場合、取付け用ビスかAYボルトで固定する

2管工事 学科  R02-35  H30後-35
アンカーボルトの固定
・埋込式アンカーボルトで機器を固定する場合、3山以上出すように埋込み深さを調整する
・あと施工アンカーボルトで機器を固定する時、コンクリート基礎工に据える前に打設する
・アンカーボルトを選ぶ時、常時荷重に対する許容引抜き荷重は、長期許容引抜き荷重とする
・M12以下のL型アンカーボルトの短期許容引抜き荷重は、同径のJ型より小さい
・アンカーボルトの径は、アンカーボルトの本数、引抜き力、せん断力等から決定する

[工事施工 No.34~No.42] その2

配管・ダクト

2管工事 学科  R02-36-4  H29-36
配管系に設置する弁
・仕切弁を使用して給水管の流路を遮断する
・給水用の仕切弁としては、管端防食ねじ込み形弁等がある
・衝撃吸収式逆止め弁を使用して、揚水管の水撃を防止する
・自動空気抜き弁を使用して、配管に混入した空気を排出する
・玉形弁を使用して、ユニット形空気調和機の冷温水流量を調整する

2管工事 学科  R02-36-3  R01後-37-1  H28-36  H23-36
給水管・排水管の施工
・横走り給水管から枝管を取り出す際に、配管の上部から取り出す
・便所の床下排水管は、排水管を給水管より優先して施工する
・飲料用冷水器の排水は、間接排水として雑排水系統の排水管に直接接続をしてはならない
・飲料用の受水タンクの水抜管は、間接排水として雑排水系統の排水管と接続する
・横走り給水管の管径を小さくするのに、径違いソケットを使用する
・給水栓には、吐水口空間を設けてクロスコネクションを防ぐ

2管工事 学科  R02-37-2 R01後-36 H30後-36-3 H27-36 H25-36 H23-37 H22-36
配管の切断と接合
・配管用炭素鋼鋼管のねじ加工後、ねじ径をテーパねじ用リングゲージで確認する
・水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の切断に、バンドソーを使用する
・水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、管端防食継手を用いて接合する
・排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接合に、排水鋼管用可とう継手を使用する
・水道用硬質ポリ塩化ビニル管の接合を、接着(TS)接合で行う
・一般配管用ステンレス鋼鋼管ではメカニカル接合を用いる
・排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接続には、排水鋼管用可とう継手を使用する
・帯のこ盤は、硬質塩化ビニルライニング鋼管の切断に使用することができる
・一般配管用ステンレス鋼管の管継手には、ハウジング形やメカニカル形等がある
・ねじ込み式鋼管製管継手は、水配管用亜鉛めっき鋼管や配管用炭素鋼鋼管の接合に使う

2管工事 学科  R02-36-1 R01後-36-3 R01前-36 H30後-37-3 H26-36 H24-36 H22-36
配管接続の施工方法
・硬質ポリ塩化ビニル管を接着接合する際に、受口と差口に均一に接着剤を塗布する
・水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管のねじ接合で、ライニング部の面取りを行う
・水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の切断後は、管端部の面取り鉄部を露出させない
・小口径の一般配管用ステンレス鋼鋼管の接続に、メカニカル形管継手を使用する
・銅管の接合には、メカニカル接合、フランジ接合、差込接合等がある
・鋼管の突合せ溶接による接合は、開先加工をし、ルート間隔を保持して行う
・鋼管の溶接方法には、被覆アーク溶接などがある
・架橋ポリエチレン管の接合方式には、電気融着式などがある
・冷媒用銅管の接続はフレア管継手とし、加工後は肉厚や大きさが適切か確認する
・給湯配管にステンレス管を用いると熱伸縮の吸収の効果が期待できる

2管工事 学科  H29-37  H23-37
樹脂ライニング鋼管の切断
・樹脂ライニング鋼管を切断する場合は、バンドソーなどを使用する
・樹脂ライニング鋼管を切断には、パイプカッターは用いてはならない

2管工事 学科  R01後-37-4  R01前-37  H30後-37-1  H28-37
配管施工
・フレキシブルジョイントは、地震振動による変位を吸収する効果がある
・給水配管で、電位差が大きい異種金属を接合する時は、絶縁フランジなどによる措置が必要
・さや管ヘッダー配管方式では、さや管と実管を同時に施工しない
・ポンプ振動の配管への伝播を防止するのに、防振継手を設ける
・青銅製水栓と硬質塩化ビニルライニング鋼管の接続はコア付き青銅製継手と絶縁継手を使う
・鋼管のねじ加工の検査では、パイプレンチ等は用いてはならない
・給水管と排水管を平行して埋設する時、間隔は 500mm以上で、給水管を排水管の上にする
・車両通行部を除く敷地内に給水管を埋設する時、土かぶり深さは、300 mm 以上とする
・臭気防止のため、器具トラップの他に配管トラップを設けて二重トラップとしてはならない

2管工事 学科  R01後-37 R01前-37-2 H30後-37 H30後-36 H30前-36 H27-37 H25-37 H23-36 H22-37
排水管・通気管の施工
・排水横枝管に器具排水管を合流させる時、排水横枝管と45度以内の角度で接続する
・排水横枝管から出す通気管は、衛生器具のあふれ縁から150mm以上で横走りし接続する
・ループ通気管の取出しは、最上流の器具排水管を横に接続した直後の下流側の位置とする
・ループ通気管は、排水横枝管から取り出した階の床下で通気立て管に接続をしない
・汚水槽の通気管は、単独で外気に出し、他の排水系統の通気管に接続してはならない
・受水タンクのオーバフロー管の排水は、間接排水にする
・排水立て管は、接続する横枝管の管径以上にする
・管径 50A の排水横枝管の勾配は、最小 1/50にする
・管径 100A の屋内排水管の勾配は、最小 1/100にする
・飲料用タンクに設ける間接排水管の排水口空間は、最小 150mmにする
・合流式の敷地排水管への雨水管の接続はトラップ枡を介して接続する
・屋外排水管の方向変換箇所に、排水枡を設置する
・排水が合流する排水立て管では、排水立て管の径は、排水立て管最下部の径と同じとする

2管工事 学科  R02-37  R02-36-2  H30前-37  H26-37  H24-37
配管の支持と固定
・振止め支持に使う Uボルトは、伸縮する配管であれば、支持点を軽く締め付けて使用する
・伸縮する配管は、軽く締め付けて、チャンバー管が上下方向に動くようにする
・ステンレス鋼管を鋼製金物で支持する場合は、ゴムなどの絶縁体を介する
・機器まわりの配管は、アングルなどを用いて配管に荷重がかからないようにする
・単式伸縮管継手を取り付ける時、伸縮管継手の本体は固定しない
・複式伸縮管継手を用いる時、継手本体を固定し、両側にガイドを設ける
・屋内立て管には、管の座屈防止に、振れ止めを設けておく
・立て管最下部の固定は、配管荷重に十分耐えうる構造にする
・配管の曲がり部、分岐部は、その近くの位置で支持するようにする
・FRP製受水タンクに給水管を接続する場合、変位吸収管継手を用いて接続しておく
・冷媒用フレア及びろう付け管継手は、冷媒用の銅管の接合に使用されている
・硬質ポリ塩化ビニル管を横走り配管とする場合、共吊配管支持方法としてはならない

[工事施工 No.34~No.42] その3

2管工事 学科  H26-42
異種管の接合
・ステンレス鋼管と鋼管 … 絶縁スリーブや絶縁ガスケットを使い絶縁処理する
・鋼管と鋳鉄管     … 絶縁処理は不要 ネジまたはフランジで接合する
・鋼管とビニル管    … 絶縁処理は不要 ソケットまたはユニオンで接合する
・ステンレス鋼管と銅管 … 絶縁処理は不要 ネジまたはフランジで接合する

2管工事 学科  R02-38-4 R01後-39 H30後-38 H27-39 H25-39 H24-38 H24-39 H23-39 H22-39
ダクト施工 その1
・ダクトの割込み分岐の割込み比率は、風量の比率により決める
・アングルフランジ工法のダクトのガスケットは、フランジの幅と同一幅のものを用いる
・コーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法と同等以上の厚さとする
・空調用の吹出口ボックスとダクトの接続部に、フレキシブルダクトを用いる
・フレキシブルダクトは、気密で、有効断面積を損なわないように取り付ける
・消音エルボや消音チャンバーの消音材としては、グラスウール保温材を採用する
・スパイラルダクトの差込み接合では、継目をダクト用テープで2重巻きにする
・スパイラルダクトは、一般的に、形鋼による補強は必要ない
・アングルフランジ工法ダクトの長辺が大きくなると最大取付け間隔は小さくなる

2管工事 学科  R01後-39-4 R01前-39-2 R01前-38 H30後-39 H30前-38 H28-39 H25-38 H24-38 H22-38
ダクト施工 その2
・消音エルボの消音材には、グラスウール保温板を用いる
・変風量ユニットの上流側に、整流になるようダクトの直管部分を設ける
・変風量ユニットは、厨房の排気ダクト系統に用いてはならない
・風量測定口は、風量調整ダンパー下流の気流が整流されたところに設けておく
・防火区画貫通部と防火ダンパーとの間のダクトは、厚さ 1.5mm 以上の鋼板製にする
・排気フードの吊りは、四隅のほか最大 1,500mm 間隔にする
・火災による脱落がないよう、防火ダンパーは、小形のものを除き、4点吊りとする
・防火ダンパーのヒューズの溶融温度は厨房排気120℃以上、一般排気72℃以上とする
・防火ダンパーを天井内に設ける時、保守点検が容易に行える位置に天井点検口を設ける

2管工事 学科  R02-38-2 R02-38-3 R01後-40 R01前-38-2 H30後-39 H30後-40-4 H30前-38 H27-38 H26-38 H24-38 H23-38 H22-38 H22-39
ダクト施工 その3
・補強リブを設けて、ダクトの板振動を防止する
・防火壁を貫通するダクトと壁のすき間は、ロックウール保温材等の不燃材で埋める
・防火区画を貫通する不燃材料の配管の保温には、ロックウール保温材を使用する
・防火区画のダクトと壁や床とのすき間には、モルタルや防火パテやロックウールを充填する
・グラスウール保温材に比べて、ロックウール保温材は、使用できる最高温度は高い
・幅や高さが450mmを超えるダクトには、間隔300mm以下のピッチで補強リブを入れる
・多湿箇所の排気ダクトは、継目や継手の外側からシールを施す
・浴室の排気ダクトは、凝縮水の滞留の防止に、排気ガラリに向けて下り勾配とする
・浴室の排気に長方形ダクトを使用する時は、ダクト継目が下面にならないよう取り付ける

2管工事 学科  R02-39-2 R02-39-3 R01後-38-1 R01前-39 H30後-39 H30後-38 H30前-38 H28-38 H26-39 H24-39 H23-38
ダクト施工 その4
・建物の外壁に設置する給気と排気ガラリの面風速が許容風速以下となるようにする
・送風機の吐出し直後のダクトを曲げる場合、羽根と平行の方向に曲げる
・送風機の吐出し口に接続するダクトを急拡大させてもダクト内の抵抗は緩和できない
・ダクト断面を変形させるとき、傾斜角度は、拡大部は 15゚以下、縮小部は 30゚以下にする
・長方形ダクトのアスペクト比(長辺/短辺)は、4以下にしておく
・長方形ダクトの板厚は、ダクトの長辺の長さで決定する
・長方形ダクトのエルボの内側半径は、ダクト幅の 1/2 以上にする
・共板フランジ工法ダクトのフランジは、ダクトの端部を屈曲させて成形したものである
・共板フランジ工法ダクトのフランジの接続は専用押え金具と四隅のボルト・ナットを用いる
・共板フランジ工法ダクトの最大つり支持間隔は、アングルフランジ工法ダクトより短くなる
・コーナーボルト工法は、フランジ押え金具を使い、4隅をボルト・ナットで接続する

2管工事 学科  R02-38-1 R02-39-1 R02-39-4 R01前-38-3 H30前-39
H29-39 H29-38 H24-39 H22-39

ダクト施工 その5
・厨房の排気ダクトは、油や結露水の滞留防止に、継手部に耐熱性のシールを施す
・厨房の排気ダクトには、点検口を設けてダクト内の点検が定期的にできるようにする
・低圧ダクトのコーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法と同じでもよい
・スパイラルダクトの差込み接合には、継手、シール材、鋼製ビス、ダクト用テープを使う
・2枚の鉄板を組み合せて製作されるダクトは、U字やL字型などがある
・亜鉛鉄板製長方形ダクトは、継目(はぜ)の箇所数が多いほど剛性が高くなる
・長方形ダクトは、アスペクト比が大きくなると圧力損失は大きく、正方形の時は最も小さい
・横走りのダクトには、形鋼による振れ止めを行っておく
・ダクトの吊りボルトが長い場合には、振れ止めを設けておく
・外壁ガラリに接続するチャンバーは、勾配を設けて浸入した雨水を排除できるようにする
・煙感知器と近接しないよう、吹出し口を配置する際は、離隔距離を確保する
・吹き出し空気の拡散半径や到達距離を考慮して、吹出口の配置を決定する

2管工事 学科  R01後-38 H29-39 H29-38 H28-39 H26-39 H25-39 H25-38 H23-38 H22-38
ダクト付属品施工
・500 mm × 500 mm の換気用ダクトが振動しないよう、リブで補強する
・一般空調用の防火ダンパ(FD)のヒューズは、溶融温度 72 ℃ のものにする
・天井に点検口を設け、天井内に設置した防火ダンパーの保守点検が可能なようにする
・ユニバーサル形吹出口は、天井と吹出口上端との間隔を 150 mm 以上離して取り付ける
・たわみ継手を用いて送風機の振動がダクトに伝搬するのを防ぐ
・防火ダンパーを天井内に設ける場合は点検口を設け、保守点検が容易に行えるようにする
・送風機の接続ダクトの風量測定口は、気流が整流された場所に取り付ける
・ダクトの板振動による騒音を防止するため、リブ補強を設ける
・ダクト内を流れる風量が同一であるとき、断面寸法を小さくすると、送風動力が大きくなる
・ダクトの変形や、騒音、振動の発生を防止するため、リブ補強を設ける

[工事施工 No.34~No.42] その4

その他

2管工事 学科  R01前-40 H30後-40 H30前-40 H29-40 H28-40 H27-40 H26-40 H25-40 H24-40 H23-40 H22-40
保温・保冷
・水圧試験後に、天井内隠ぺい部の冷温水管の保温を行った
・冷温水配管の吊りバンドの支持部には、合成樹脂製の支持受けを使用する
・下部より上部に向かって、立て管の保温外装材のテープ巻きを行う
・保温筒を使う施工では、間げきは少なくし、重ね部の継目が同一線上にならないようずらす
・冷水管の保温施工では、透湿防止にポリエチレンフィルムを補助材として使用する
・保温施工では、ポリエチレンフィルムは防湿目的で使用している
・保温施工では、脱落防止の場合は金網などを用いている
・保温施工において、保温材の防湿目的でポリエチレンフィルムを使用している
・屋外の外装金属板の継目は、シーリング材によりシールを施しておく
・水圧試験後に機器廻り配管の保温・保冷工事を行う
・グラスウール保温材に比べ、ロックウール保温材は使用できる最高温度が高い
・ポリスチレンフォーム保温材に比べ、グラスウール保温材は防湿性が悪くなる
・ポンプ廻りの防振継手は、原則として、保温を行わない
・保温材、外装材、補助材のうち保温材自体の厚さのことを保温の厚さという

2管工事 学科  R02-40 R01後-40 R01前-40-4 H30後-40 H30前-40-4 H29-40 H28-40 H27-40 H26-40 H25-40 H23-40
塗装
・蒸気管の塗装には、アルミニウムペイントを使用する
・配管の塗装仕上げには、一般的に、合成樹脂調合ペイント等を使用する
・溶剤による中毒を起こさないよう、塗装は塗料の乾燥に適した環境で行い、換気を行う
・鋼管のねじ接合の余ねじ部、パイプレンチ跡には、防錆塗料を塗布する
・黒ガス管の塗装は、汚れや油類の除去のみの下地処理を施す
・ゴム製フレキシブルジョイントや防振ゴムなどのゴム部分は塗装を行ってはならない
・合成樹脂調合ペイントを使用して、ダクトや配管の一般的な仕上げをする
・鋼管の亜鉛めっき面に塗装を行う場合は、エッチングプライマを下地処理として使う
・ステンレス面やアルミニウム面は塗装を行ってはならない
・塗装場所の気温が 5℃以下である場合は、塗装は行わない
・下塗り塗装としては、さび止めペイントを使用する
・塗料は調合された塗料をそのまま用いる
・制作工場で行うさび止め補修は、塗装のはく離した部分のみとすることができる

2管工事 学科  H29-41  H25-41  H24-41
渦巻きポンプの試験方法
・呼水栓等から注水してポンプ内を満水にして、ポンプ内のエア抜きを行う
・吸込み側の弁を全開、吐出し側の弁を閉じた状態から少しずつ弁を開いて水量を調整する
・グランド部から1秒間に数滴の漏れ量があることを確認しておく
・ポンプの回転方向と異常音や異常振動が無いことを瞬時運転で確認する

2管工事 学科  R01前-41
試運転調整に必要な図書
・設計図書
・施工計画書
・施工図
該当しない図書
・完了検査済証は、建築確認申請の完了時に発行するもの

2管工事 学科  R01後-41  H30後-41  H28-41
耐圧・機密試験
・給水配管  … 水圧試験
・排水管   … 満水試験、通水試験
・油配管   … 空気圧試験
・冷媒配管  … 気密試験
・ガス配管  … 気密試験
・蒸気配管  … 水圧試験
・受水タンク … 満水試験
・浄化槽   … 満水試験

2管工事 学科  R02-41 R01後-42 H30後-42 H30前-42 H27-41 H25-41 H23-41
送風機の試運転調整
・屋外騒音の測定は、騒音の発生源となる機器を稼働中させて最も近い敷地境界線上で行う
・吐出し側のダンパーを徐々に開いて送風機の風量調整を行う
・手元のスイッチで瞬時運転し、回転方向が正しいことを確認する
・接触や異常音がなく円滑に回転することを送風機の軸を手で回し、確認する
・Vベルトの張り具合がたわんだ状態となっていることを確認する
・Vベルトは10㎝程度のたわみで張られていることを送風機停止時に確認する
・羽根と内部に異常がないことを軸受の注油状況や、手で回して確認する
・風量調整ダンパーの全閉を確認後に、徐々に開いて規定風量まで調整を行う
・試験成績表の電流値を参考にして風量測定口がない場合の風量調整をする
・多翼形送風機の試運転では、周囲の空気と軸受けとの温度差を確認する
・マルチパッケージ形空気調和機の試運転で、屋内外機間の電気と冷媒配管の接続を確認する

2管工事 学科  H30前-41  H26-41
自然流下の排水設備試験
・煙試験  … 全トラップを水封して、有色煙をブロワで送り検査する
配管内に煙を送り、排水通気配管の漏れや、吹出口からの気流分布を調べる
・通水試験 … 使用状態に応じた排水量を流し、排水・通水系統からの漏れを確認する
管内に水を通し、勾配確保、漏水、配管接続に問題がないことを確認する
・満水試験 … 最高開口部を除く全配管を閉じて配管内を水で満たし、漏れを確認する
配管を満水状態とし、一定時間放置し漏水の有無や勾配に問題がないことを確認する
・気圧試験 … 水の試験が適さない寒冷地で、水の代わりに空気や窒素ガスを使い検査する
・はっか試験 … 煙試験の煙の代わりにはっか油を使用して、臭気で異常を検査する

自然流下の排水設備試験に該当しないもの
・水圧試験 … 開口部を閉め満水状態で圧力を上げて一定時間放置し、圧力計の変化を見る

2管工事 学科  R02-41-1  H25-41
給水設備の試験
・高置タンク方式の給水設備の残留塩素の測定は、高置タンクから最も遠い水栓で行う

2管工事 学科  R01後-36-4  H29-42
異種管の接合
  (接合する異種管)              (接合方法)
・配管用炭素鋼鋼管と塩化ビニル管 ……………… ユニオン接合
・配管用ステンレス鋼鋼管と配管用炭素鋼鋼管 … 絶縁フランジ接合
・銅管と配管用ステンレス鋼鋼管 ………………… ルーズフランジ接合
・配管用炭素鋼鋼管と銅管 ………………………… 絶縁フランジ接合

2管工事 学科  H28-42
測定機器
・風量 …………… 熱線風速計、ピトー管
・流量(石油類) … 容積流量計、タービン式流量計
・騒音 …………… 騒音計
・圧力 …………… マノメーター、ブルドン管圧力計
・温度 …………… 液体封入ガラス温度計、熱電対
・振動 …………… 振動計

施工管理法 2 出題傾向/2級 管工事施工管理 学科試験

◎は、予想が的中したものです。

重点予想 R02 R01下期 R01上期 H30下期 H30上期 H29 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22
[工事施工 No.34~No.42]  
機器の据付け  
 冷凍機の据付け
 冷却塔の据付け
 タンクの据付け
 空気調和機の据付け
 ポンプの据付け
 ボイラー・冷温水機の据付け
 送風機の据付け
 衛生器具の据付け
 アンカーボルトの固定
配管・ダクト  
 配管系に設置する弁
 給水管・排水管の施工
 配管の切断と接合
 配管接続の施工方法
 樹脂ライニング鋼管の切断
 配管施工
 排気管・通気管の施工
 配管の支持と固定
 異種管の接合
 ダクト施工 その1
 ダクト施工 その2
 ダクト施工 その3
 ダクト施工 その4
 ダクト施工 その5
 ダクト付属品施工
その他  
 保温・保冷
 塗装
 渦巻きポンプの試験方法
 試運転調整に必要な図書
 耐圧・機密試験
 送風機の試運転調整
 自然流下の排水設備試験
 給水設備の試験
 異種管の接合
 測定機器