舗装温度管理、切削オーバーレイ、舗装面積計算

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アスファルト舗装の維持修繕工事で行う切削オーバーレイはここに注意

アスファルト舗装は長く供用されると、路盤・路床が破損したり、車両の走行性・安全性・快適性に問題がでるため、舗装の維持修繕工事を行なう必要があります。舗装の維持工法には、パッチング、充填、表面処理、局部打換えなどがあり、調査結果などから維持工法を選定します。舗装の修繕工法には、打換え工法、表層・基層打換え工法、切削オーバーレイ工法、オーバーレイ工法、路上再生路盤工法などがありますが、 修繕計画などから修繕工法を決定します。
切削オーバーレイとは、摩耗によりわだち掘れが生じた舗装表面をある程度切削し、厚さ4~8cmの舗装で維持修繕する工法です。通常は、アスファルト混合物でオーバレイしますが、コンクリート舗装の上にコンクリートを重ねる場合もあります。下地のアスファルト舗装のデコボコが大きい場合は、切削機で削ってからオーバレイします。

舗装の維持修繕工事の目的は、舗装の耐久性を確保し舗装の構造機能を保つこと、 路面の走行性を確保し交通の安全と快適性を保つこと、舗装による沿道環境の悪化を防ぐことなどがあげられます。

修繕された舗装は、供用性能を回復しますが、交通量の累積とともに再び供用性能が低下します。舗装が破壊に至った時点で全層の打換えを行い、新設時と同等の供用性能を回復させます。

舗装の老朽化を防止するには、常に路面状態を調査し、適切な維持修繕を行うことが重要です。 切削オーバーレイは、舗装のひび割れの発生、舗装がデコボコになる、または滑りやすくなって舗装が傷んだ場合、 表層だけを重ねて行う舗装の維持修繕工法です。 一般的には、厚さ4~8cmの舗装で修繕しますが、工事の所要時間や費用は少なくて済みますが、何回も繰り返すと次第にその道路だけが高くなって、沿道の建物などとの関係がおかしくなってしまいます。