トンネルの設計、支保工、立坑の換気量計算のおすすめガイド
トンネルの設計で標準断面図のほかに作成するべき資料とは?
トンネルの設計計算において、トンネル断面に作用させる荷重は、自重、土圧、静水圧です。荷重ケースについては、トンネル空虚時には、自重と土圧を作用させ、充満時には、自重と土圧と静水圧を作用させます。設計計算に基づいて、標準断面図や、次のような図面資料を作成します。 排水図面は、中央排水工、側溝、横断排水工を計画し、排水工詳細図、排水系統図などを作成します。 舗装工詳細図面は、舗装工目地詳細図、鉄網詳細図、非常駐車帯舗装詳細図、坑口部すり付け版詳細図などを作成します。 計測工図面は、計測工A、計測工Bを計画して、計測工断面図、計測工縦断図を作成します。 また、支保工図、加背割図、本体工補強鉄筋図、防水工図などを作成します。
トンネル支保工では、矢板工法が多く採用されます。 トンネル支保工の設計計算では、クラウン部のキックアップ形状の計算を行い、アーチ部と脚注部の応力が、許容応力度を満足しているかを評価します。 また、吹付けロックボルト図、鋼アーチ支保工図などの支保工詳細図を作成します。
トンネルの換気計算は、日本道路協会、NEXCOの基準に基づいて、内空断面積、縦断勾配、交通量などにより換気設備の必要性を検討します。トンネル坑口の設計については、 国土交通省、日本道路公団の基準に準拠して、面壁方式の坑門工の設計計算を行い、配筋図を作成します。トンネルの数量計算では、コンクリート量、内空面積、コンクリートの周長、掘削量、掘削周長、支保工延長などを集計します。
トンネルの舗装工詳細図面は、舗装工目地詳細図、鉄網詳細図、非常駐車帯舗装詳細図、坑口部すり付け版詳細図などを作成します。 計測工図面は、計測工A、計測工Bを計画して、計測工断面図、計測工縦断図を作成します。 また、トンネルの支保工図、加背割図、本体工補強鉄筋図、防水工図などを作成します。